December 01, 2009

30分の1に下落したドル

先日、副島孝彦氏の講演を初めて聴いた。副島氏の過激な経済評論の著書を、よく店頭で見かけるが、過激過ぎて、詳しくは読んだことは無い。

驚いたのは、彼が、案外、ユーモアたっぷりの人間であったこと。漫談風の講演にも聞こえて、深刻な題材の話なのに、私は時折大笑いしながら、聴いた。

でも、私が、ハッと驚いたのは、ドル下落の歴史のことだった。第二次世界大戦終結期の1944年、ブレトンウッズ体制(IMF体制)が発足、金1オンス(31グラム)が35ドルと固定された。つまり、金1グラムが約1㌦だった。

それが、今は、金1グラムは約1000㌦。約30分の1に価値が下がったドル。1971年ニクソンショック(金ドル交換停止)以来、青天井のように増刷される米国通貨は価値を落とし続けている。

30分の1に価値を落とし、これからも更に価値を落とし続けるドルに、世界経済は、新たな基準作りが必要になる。私達の時代も、大きな歴史的転換点の真只中にいることを思った。

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September 09, 2009

地味地獄、週刊誌の自民党総裁選評

今朝の日経で、週刊誌の宣伝がしてあって、記事の見出しに思わず、笑った。「自民党総裁選、本命谷垣、対抗石破、華も実も無い"地味地獄"」とあった。

見出しの文章の、娯楽性に、改めて関心。社会面には、「自民バラバラ"学級崩壊"、怒号、大荒れの総会」と、続いていた。

何だか、自民党を、夏休みに遊び放けて、宿題を何も手を付けず、新学期にパニックになってる馬鹿学生みたいに感じた。

民主党も、今後の暗雲は、トンチンカンなゴリ押しの滑稽さではないかと懸念する。未熟な政治家の政策は、権威をかさにかければかける程、滑稽になって行く。

このような、滑稽な政治の後に、ちゃらちゃらしない、新しい政治家の出現を待ちたい。

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August 24, 2009

2040年の人口構成に愕然

パソコンソフト、マイツールの会の夏季セミナーに参加して、マイツールを使った人口統計の推計の講演に、驚いた。30年前と、現在と30年後は、完璧に違った社会がそこに存在していることが、まざまざと感じられた。

団塊の世代と団塊ジュニアまでは、ふたこぶ山が出来ているが、団塊ジュニアの子供時代からは、もはや少子化で人口のこぶは無く、富士山のように、団塊ジュニアを頂点に右肩上がりの人口構成化して行く。

そして、団塊の世代は定年を迎えても、日本の社会は、飽くまでも、団塊の世代を中心に動いていく。

多数派(団塊世代)が、小数派に支えてもらうのは甘い。これからは、団塊の世代の、苦難の時代の到来も感じる。

健康と衣食住を甘く見てはいけない。団塊の世代は、健康と衣食住を軽んじたとき、大変なことになってしまう。核家族化、個人主義化を、押し進めて来た、社会は、大きなつけを払うことになる。

健康と衣食住がなんとかなれば、個人主義の気楽さに惹かれる。健康と衣食住を脅かされた時に、初めて個人主義の裏に潜む孤独の怖さに気付く。蟻とキリギリスの寓話を想い出す。健康と衣食住の確保、最優先課題であることを想った。


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June 18, 2009

年下が率いる社会、世界への想い

社会や世界を見渡して、自分より年下の人が沢山いて、社会を動かしていることを思った。

以前は、ずいぶん沢山の年上のエライ人達が、社会や世界を動かしているのだろうと思っていた。

大半が年下だと思うと、子供新聞や子供銀行に見えたり、子供国連に見えたりもする。可愛くも見える部分がある。

年下だと思うと、頑張ってるなーと関心する。

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May 30, 2009

モンゴル帝国と米国の共通点、そして滑稽な石油価格

28日、大手町での朝食勉強会で、産経新聞の田村論説委員の講演を聴いた。

1972年のニクソンショックで、米国ドルは金との兌換を廃止したことを契機に、徐々に、歯止めの効かない過剰金融、通貨乱発への道を歩み始めたと云う。世界のGDPの10数倍のお金を生み出してしまった世界。金融危機は当然の帰結だった。そしてその危機を、乗り越えるために、再び、徐々にではあるが、またドルを増刷して経済を活性化させるしかないアメリカ。

金融工学と称して、仮想現実空間のお金を、無制限に作りだし、今回のバブル・金融危機を招いた。電気のスイッチを切った時のように、そのお金は現実ではなかったことに気づいた世界。

金との兌換とかの制約もなく、ただ通貨を乱発した帝国は、世界史上、モンゴル帝国と米国との二つしかないとの指摘であった。モンゴルは通貨乱発で滅んだと云う。マネーの拡大に頼らざるを得ない米国は、更に、世界を混乱に陥れるかも知れない。

マネーの暴走が、商品市場も石油も上げて行く。石油が余っていても、再び市場に増加するマネーが石油市場に溢れて、また石油価格が上昇しようとしている。現在の滑稽な石油市場の風景を思った。


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February 25, 2009

クウェート開放記念日レセプションの意外なゲスト

昨日夜、クウェート大使館主催の、イラクからの占領の開放記念日のレセプションが、帝国ホテルで開かれた。

会場で、私が最も驚いたのは、拉致被害者の横田滋さんがお見えになっていることだった。何故だか、親しみを感じ、近寄ってお声をかけさせてもらった。「横田さんは、中東とはどう云うご縁でらっしゃいますか?」と問うと、色々な行事になるべく顔を出されるように心がけてらっしゃるとのことだった。

拉致問題を色々な方面の方々へアピールされるためにご出席されているのかとも理解した。

そして、今朝、不図思った。人と一緒にいらっしゃる時間を多く作ることで、幼い娘さんを拉致された哀しみを紛らわしてらっしゃるのもあるのではないかとも想像した。

ちょっと、お年になってこられた姿を見て、何故か、自分の父親が生きていた頃を想い出した。

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February 19, 2009

市場、人間の業の場

昨日、産経新聞に中谷巌氏(多摩大学教授)の懺悔の書、「資本主義は何故自壊したのか」に就いて本人のコラムが書いてあった。

時代のうねりであった"市場に任せる思想"に対する信奉に、大きな誤解があったことを述べておられた。

市場の効率性は市場参加者が等しく完全な情報を共有していることが前提であるが、現実は、情報は著しく非対称的であり、情報優位に立つものが強欲にもとずいて市場を操作する。

市場とは"投機"そのものであり、必ずバブルの生成と崩壊を来たす本質。

この2点を述べ、市場主義に対する大いなる反省を述べておられた。

市場は投機と同義語かと思うと、痛快な思いがした。人間の業を考えると、市場が憎くもあり、また可愛くも見えた。

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January 30, 2009

大統領の宣誓の光景

米国大統領の宣誓式は、神に対して宣誓をする光景を見慣れていて、特に気にはせず、眺めていた。

先日、座禅の会の時、住職が不図、こう云われた。

「大統領の職は、大変孤独な決断を迫られる職であり、大統領は、もし切羽詰った時、最後の相談の拠り所は、神でしょう。」

最後の相談相手が、神か。それは、私に直すと、"内面の神"の神、"仏心"と思った。

そう思って宣誓式を見ると、ちゃらちゃらした、他人事のような気持ちで、宣誓式を見る気持ちは無くなった。

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November 28, 2008

インドのテロのショック

昨日のニュースのインドの大規模テロ事件で、私の勤務する会社の、お客さまの会社の社員の方が犠牲者に入っておられて、ショックだった。

インドへの視察ご出張に出られて、ホテルへチェックインする時に、事件に遭遇されたと新聞は伝えていた。

38歳の若さで、このような最後をとげられるとは、さぞかし無念でらっしゃっただろうと思う。

あらためて、人生のめぐり合わせ、社会の情勢の変化など、頭の中を、色々な想いが巡る。

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November 27, 2008

通貨の不美人投票振り

昨日、中東・通貨などについての講演を聴き、次の事が印象に残った。

今回の経済危機の震源地の米国のドルが、円以外に対して強いのは何故か? 信用不安による世界的な、銀行間のドル資金不足で、ドルが強い現象。ドルの威信低下は云われても、結局ドルに頼らざるを得ない世界経済の構造。通貨取引は結局「不美人投票」とは、好く言い当てている。

ユーロが弱いのは、経済基盤の弱い諸国を内包して、共倒れ現象とも云われている。ドイツのような、経常収支黒字国に守ってもらう為に、最近、経済の弱い国がEUに加盟したがる現象が起きていると云う。EU拡大か、共倒れか?の道。

中東も、ドル離れをしたくても、石油収入のドル離れは困難。結局、ドルを支えながら、内心ドル離れの気持ちの並存という不思議な現象。

世界のマスコミは、米国非難をしつつ、自国経済の弱さを覆っている。ちょっとした驚き。

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