「特攻隊」からの連想、
特攻隊と云えば、「自己犠牲」や、「全体主義の横暴」、「自殺攻撃」など連想が展開する。
「自己犠牲」に着目して考えれば、真っ白な世界。神の世界。
個人の人生を、虫けらのように奪う行為(全体主義の横暴)に着目して考えれば、真っ黒な行為。悪魔の世界。
「自己犠牲」とか「全体主義」とかどちらでもなく、単に特攻隊を「自殺」と事実だけとらえ、傍観者として観ることも出来る。
その全ての考え方を、その時の気分(縁)次第で、コロコロと変えて生きているのが普通の人。どちらかに偏ってしまったら、手のつけられない症状みたいなもの。
それらの考え方を、ヤジロベーみたいに揺らしながら、自分の人生の日々を操縦している。それらの考え方を同時に観るチカラさえもある。普通の人間の持つ不思議な能力を想う。