茨木のり子の詩との出会い、
昨日、衝撃の詩に出会った。茨木のり子。生身の人間の叫び、人生への真剣さに共感。
もはや、できあいの思想には依りかかりたくはない。もはや、できあいの宗教には依りかかりたくはない。もはや、できあいの学問には依りかかりたくはない。もはや、いかなる権威にも依りかかりたくはない。ながく生きて、心底学んだのは、それくらい。じぶんの耳目、じぶんの二本足で立って何不都合なことがある?、依りかかるとすれば、それは椅子の背もたれだけ。
「自分の感受性くらい」
バサバサと乾いて行く心を、人のせいにするな。自ら水やりを怠っておいて、気難しくなったのを友人のせいにするな。しなやかさを、失ったのは、どちらなのか?、ダメなのを一切時代のせいにするな。僅かに光る尊厳の放棄、自分の感受性くらい自分で守れ、ばかものよ。