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June 20, 2020

櫻井の別れ、楠正成、楠正行、

今朝、初めて、「櫻井の別れ」と云う曲をYoutubeで聴き、衝撃が走った。

私の父が、満州で、いよいよ、娘(私の姉、当時11才)との今生の別れの場面、身を隠したコーリャン畑で、別れの言葉を交わした悲しみのシーンを想い出した。

父は、楠正成と息子の楠正行(まさつら)の今生の別れのことを姉に話したと云う。姉から何度も聞いた。

後醍醐天皇を支持し鎌倉幕府を倒した後、足利尊氏との戦いに敗れ、櫻井で、息子の正行に、故郷の河内に帰り、また、後醍醐天皇(南朝)を支えよと諭し、正成は、討ち死にする。

私が、がく然としたのは、私の禅の師の住職が、出家のきっかけとなった母との別れを体験されたのが櫻井、そして、実家は大阪(河内のそばだったと想う)。

「櫻井の別れ」と云うコーラスの曲を噛み締めるように聴いた。

ただ、私の人生と、「櫻井の別れ」の美学が、衝撃を持って、伝わった。

追記

楠正成の櫻井の別れの場所は、京都の高槻市にある櫻井と後でわかった。

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