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April 13, 2020

被害者が、加害者側であった気付き、水俣病被害者の方の悟り、

昨日の朝、NHKの心の時代は、水俣病被害者の会の緒方正実さん、緒方正人さんの話だった。

漁師だった緒方正人さんは、チッソへの怒りの果てに気づいたことは、漁師の自分は「魚ドロボウ」だったこと。私が、チッソで働いていたら、同じことをしていただろうということ気付き。

緒方正実さん、正人さんは、汚染されたヘドロをドラム缶に詰めて埋め立て作った公園(実生の森)に、祈りの野仏を置いた。

私は、去年秋、この「実生の森」を訪ねた。

気付かない間に、人は「加害者側」に立って生きている洞察は、カミュが「ペスト」で表したことに通じる。

「誠実に生きること」、「祈りに生きること」の大切さを想う。

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