原油市況立て直しへ、トランプ大統領の奇策
今朝の日経で、サウジとロシアがまた、対立の舌戦を再燃させて、今日の全産油国のテレビ会談が9日まで延期とのニュースを見た。
そこにまたアメリカのトランプ大統領の介入の奇策が出た。
アメリカの原油輸入(日量640万バレル、即ち日本の輸入量の2倍以上)に関税をかけて、アメリカの自国の石油産業を守ると発言した。アメリカは世界一の産油国で、原油輸出も日量370万バレルもしながら、(品質や地理の関係で)大量の原油輸入もしている。
原油暴落の不利を顧みず、サウジとロシアの対立に、圧力をかけて来た驚きの一手。
アメリカとロシアを相手にして、サウジは政治的に降りざるを得ないと想う。
コロナウィルス危機の中、原油市況も激動の2020年。私は歴史の目撃者になる。