女流俳人、鈴木真砂女さん、
昨日、私の属するカリスマ会(異業種交流会)の35年の歴史に残る巨人達の話を、創立メンバーの方からの講演で聴いた。
松原泰道さん、田原総一朗さんもいたが、一番私が印象深かったのは、女流俳人の鈴木真砂女さん、
空軍士官と駆け落ちを繰り返した波乱の人生の後、晩年に新橋に「卯波(うなみ)」と云う小さな店を開かれて、約20年ほど前に亡くなられたと云う。
主人の死の時、「夜光虫、一人鳴く時、声もらし」。恋人より主人の死の方が、涙が止まらなかったと云う。
恋人の死の時、「かくれ喪に、あやめは花を落としけり」。(隠れ喪は、人知れず喪に服すること)
故郷の千葉鴨川では、旧暦の卯月の時の漁は、一番波が荒い時の漁だったと云う。
彼女の代表作、「ある時は、舟より高き卯波かな」。