福祉の原点、
新潟のアンリ神父が、禅の関係の雑誌に寄稿された「人生に出会いあり」と云う文章を読ませて頂いた。
神父が障害者の施設の食堂で、たまたま見た貼り紙に、「ひとりで行動できるように、私に手を貸して下さい」と云うのを見て、福祉の原点を発見した感動でしたと書いておられた。
不安は不安のまま、「私の願いでなく、神の御心のままに行って下さい」と、苦難を受けとめる覚悟。
新しく生きるには、一度死ななければならないと云う覚悟。
そして、ただ沈黙に戻って行く坐禅のことを書いておられた。
15年くらい前、伊豆天城山の坐禅道場でのアンリ神父との出会いが、今日も私に、新たな感動を与えている。