民主主義から独裁へ、オルテガの「大衆の反逆」
今朝0530から「100分で名著」は、オルテガの「大衆の反逆」の2回目だったが、感動だった。
無数の他者と何とか粘り強く折り合いをつけて行くのが民主主義の熱情。
大衆は時にパン屋を襲うが、自由を求めて、寧ろ自由を破壊しヒットラーのような独裁へ向かうことに気づかない。
大衆に迎合しないで大衆を置き去りにしない「精神の貴族」の生き方。民主主義の暴走は、隣に死者のいない世界が導く。
いやな人、違う人と礼節を持って何とか折り合いをつけて生きて行くことの崇高さに私は、感動で胸が熱くなった。私は、今の生き方に、オルテガからの賞賛を得て泣いた。
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