終戦子ども映画祭、川崎市民ミュージアム
昨日は、この映画と巡り会うための人生ではなかったかと想うほど、泣かされた映画を見た。
「夜明け朝あけ」と云う、終戦間もない貧しい母子家庭の小作農の家族の物語だった。
田舎の四季折々の美しさは、貧しさが、その美しさを際だたせていた。母親が病気亡くなった後、村の野外映画のニュース番組に、東京に出稼ぎに行った長男が、夜地下鉄工事現場で働いている姿がちらつと映っていた。その時に、私は、ワッと涙が流れた。弟や妹二人が、お兄ちゃんと叫ぶ。
私は、何と云う人生を送って来たのかと恥じた。
私の人生に、忘れてはならない価値感は、この映画のシーンに表現されていた。
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