アウシュビッツとジャスミンの花、
昨日、新潟に住むカトリックのアンリ神父からもらったメールに感動で心がふるえた。
数日前に遠藤周作の「沈黙」についてメールしたことへの返信メールであった。
1943年に29才で、アウシュビッツ収容所で亡くなったオランダ系のユダヤ人女性作家エティ・ヒレスムの残した言葉だった。
アウシュビッツ収容所で死んで行くことと、美しいジャスミンの花が咲いていることを共に受け入れて、人生は一瞬一瞬が素晴らしいと云っている。
残酷な迫害とジャスミンの花は分けることが出来ないものとして受け入れ、迫害は彼女の精神を侵すことはなかった。むしろ、それらの出来事が彼女の精神を高めたと云う。
そんな逸話を、アンリ神父は送ってくれた。
私が、想いもよらなかった境地、アウシュビッツとジャスミンの花の衝撃であった。
「主よ、人間がこんなに哀しいのに、海があまりにも碧いのです」につながる。
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