長崎県外海町、「踏むがよい」と云うキリストの言葉
昨日の朝、NHK「こころの時代」で、遠藤周作の「沈黙」の話を聴いた。
長崎県外海町にある枯松神社は、隠れキリシタンが密かに守って来た教会であった。私は、母の実家が、まさに、隠れキリシタンの村のそばだったことに感動した。
ロドリゴ神父を密告したキチジロ-を、キリストを密告したユダになぞらえる。
キリストは云う、密告者に対しても「安心して行きなさい」と。
「沈黙」は、何も云わない何もしてくれないことではなかった。一緒に苦しむ沈黙であったことを知る。
踏み絵を踏む信者に、「私は、貴方に踏まれるためにある。安心して踏みなさい」と云うキリストを知る。
「この愛を知るために、これまでの人生が必要であった」と云う感動に浸る。
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