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June 28, 2018

ガンジーの曾孫(ひまご)の方の講演を聴く、

昨日は、会社帰りに本郷の東大のキャンパスで行われた、マハトマ・ガンジーの曾孫にあたるシュリクリシユナ・クルカルニさんの講演「インドと日本の架け橋」を聴講した。

ガンジー(1869~1948)の子孫の方と想うと、全てが神々しく想えた。彼は1991年に東大の電気工学を学び、インドパナソニックなどを経て、今は、インドの経営研究機関の理事長をしている。

彼の揺るぎない哲学は、ガンジーを想わせると感じた。私は、前の方の席で彼の話に聴き入った。温厚で、明るく、目力のある人であった。

彼は、ガンジーに触発されたのか、インドの南端(カニャックマリ)からインドの北端まで7500kを歩いた体験も話してくれた。1日を8ドルで過ごした476日の、貧しい、人間の根源とインドを身体で知る旅であったと云う。

インドは国と云うより、国の中に世界が同居している感じだと云う。インドには、宗教の前にユニバーサルロー(法、即ち真理)があると云う確固たる自信に感動した。

幸せも不幸も、自然界は全て50%50%と云う哲学も、ヴィヴェーカナンダを彷彿とさせる。彼も講演の中でヴィヴェーカナンダ(1863~1902)に触れた時は、とても嬉しかった。

マハトマ・ガンジーの空気を感じる日の幸運に感謝した。

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