「ママ、死にたかったら、死んでもいいよ」岸田ひろ実さんの講演、
「冬の朝、白い布団で寝る草木」、昨日、鎌倉円覚寺の横田管長の早朝の法話の中で、紹介されたある子どもの句、新たな視点にハッとさせられる。
昨日、円覚寺講座で、「ママ、死にたいなら、死んでもいいよ」と云う本を書かれた岸田ひろ実さんの講演を聴いた。障害のある長男、自らも病気で車椅子の生活、17才の長女に云われた言葉、「ママ、死にたいなら死んでもいいよ」。
娘から云われた言葉の優しい響きに私は、私は、心を打たれた。
その絶望を共有してくれた言葉に、岸田ひろ実さんは、新たな生きるエネルギーを与えられた。今では、娘さんの障害者支援の会社(ミライロ)で母子で活き活きと働いてらっしゃる。
歩けなくなって、歩ける時代より幸せになりましたとまで言い切る岸田ひろ実さんの凄さにも驚いた。
バリアフリーのように、「バリアバリュー」と云う言葉に彼女の凄さが現れている。「バリアバリュー」とは、障害があってこそ生まれる新たな価値。
そんな縁に触れた日、昨日は、横浜は、花火大会の日だった。
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