誰もいない雪道を往く、
昨日、夜8時頃、駅から自宅までの道は、積もった雪を踏みしめて歩いた。
車も通らず、誰も歩いていない、積もった雪の道。静まり返った雪の道。
約10センチ~15センチくらいに積もった雪の道。街灯や家の灯りがぼんやりと。
日本昔話の笠地蔵の道を想った。
誰もいない雪道を歩きながら、私が生まれたばかりの時の世界を想ったり、私がこの雪道で、行き倒れて息を引き取るシーンを想ったりした。たとえ、誰もいないこの雪道で死んでも、母親と一緒にいるようで、何か温かさを感じた。
誰もいない雪道を歩きながら、生と死の神秘を想った。
Comments