こうすべき、ああすべき、これが苦しみの元、
相撲界の今回の暴力事件の全容がわかるにつれ、沢山の気付きや学びがある。
日馬富士は、先輩後輩の礼儀はこうあるべきと云うこだわりと自分が横綱と云う傲りが、貴の岩との縁に触れて噴き出して制御不能となったのだと想う。
貴の花親方の方も、力士同士の交流をしてはならないと云う強烈なこだわりを揺るがすモンゴル力士同士の事件に激怒し、日頃の相撲協会への不信を先鋭化させて制御不能となったと想う。
共に、強烈なこだわりは、彼らを横綱にまでしたエネルギーでもあると想う。世間の立身出世と似ている。
宇宙は、作用と反作用で調和している。全ては、あるべくようにある。
こうすべき、ああすべきも、度を超すと苦しみが深まる、宇宙の真理(安らぎ)からは遠ざかると想う。
Comments