戦場体験者との茶話会、浅草公会堂、
昨日は、浅草公会堂で開催の「戦場体験者と出会える茶話会」に出席した。
これが語らずに死ねるかと云う戦場体験者の方々約30名が、24日~26日、それぞれの体験を茶話会形式で聴く会。私は、満州引き揚げ体験の方々のテーブルに座り、2人の方の体験を聴いた。
私の母が赤ちゃん連れでいた日本の収容所と云うものの様子を初めて知った。
満州から今の北朝鮮に来て、日本人収容所で1才半の妹を亡くされた方は、小さな木で作った位牌を持って来られて、その位牌にお母さんの当時の句が書かれていた。「かりそめのえにしとは云え、諦め切れぬ今日の悲しみ」「身はたとえ南甫の山に朽ちるとも御霊よ帰れ母に抱かれて」
妹をリンゴ箱に入れて埋葬した丘には、近くにロシア兵達が行進していた、ロシア兵達が歌っていた「カチューシャ」の歌が忘れられないと。
また、もうひとりの証言者の方は、引き揚げ船が、いよいよ佐世保に着く時の日本の陸地の光景、夏の青々とした緑が忘れられないと、そして、甲板で、日本で当時流行っていた「リンゴの歌」をアコーディオンで弾いてくれた人の、「リンゴ可愛や🎵可愛やリンゴ」の調べが、忘れられないと云う,
私の人生に迫る満州,私は、両親との一体感に浸る日であった。
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