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October 16, 2017

人生が絵葉書の中へ、日光の紅葉、

一昨日の深夜、東武浅草駅から日光の紅葉を観る特別夜行列車が出て、私と親しいアラブ人は、まるで銀河鉄道に乗るような旅をした。

夜行列車は、大学受験の上京や、何とも云えない人生の郷愁を想い出させた。日光には、深夜の0216に着き列車の中でそのまま仮眠、東武日光駅から奥日光へのバスが0400に出発。終点の日光湯元へ、まだ真っ暗な0500過ぎに到着した。

私とアラブ人は、旅館のロビーで夜明けまで待機していたら、親切に畳の応接室に休憩させてくれた。湯元の旅館のそばは、湯の湖、夜が明けたばかりの紅葉に囲まれて、立ち上るモヤの中に現れて来る湖、アラブ人は、ピースオブヘブンと呟いた。天国の安らぎ。30代のアラブ人に取って、初めて観る日本の紅葉の絶景、私に取っても、初めて観るような絵葉書のような光景だった。

次にバスで龍頭の滝を訪れたら、また、滝と紅葉の絶景も、アラブ人も私も、その美にため息が出た。

気の合うアラブ人とは、まるで長年の親友のように、時折ジョークを云いながら、絵葉書の中のような想い出の旅になった。

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