定食屋のおばちゃん達に法話、
先日の雨の日、会社帰り地元の商店街の定食屋さんでお酒と定食を食べた時、他にお客さんもいなく、おばちゃんが私が以前、坐禅をしていることを聞いて、私に坐禅のことを教えて下さいと云った。
私は、坐禅で住職から学んで来たことの要点を、さらさらさらと話始めた。「晴れて好し曇りても好し富士の山」、「春は花・夏ホトトギス・秋は月」、「雨の一粒一粒も落ちるべき所に落ちる」、「無功徳に働く、結果は神のもの」など。
店の中年のおばちゃんふたりの、熱心に聴きいる様子は心地よい手応えだった。
何か、おばちゃん達の人生観に、訴えるものがあったのだろう。
他のお客さんが入ってくるまでの約30分くらいの間の出来事。
私が、思い掛けずにも、定食屋さんで行った辻説法。何か大きな満足感を味わった。