「死ぬ時に後悔すること」(続き)
青山自然医療研究所クリニックの川嶋朗さんは、34のリストを選んだ。
何故生きたいのか真剣に考えてこなかった。ストレスの多い人生を送ってしまった。ガンにのまれてしまった。人を恨み続けてしまった。生きている内に「ごめんなさい」と言えなかった。やりたいことができなかった。
自分だけは、大病にならないと想い込んでいた。何でも楽しようとしてしまった。低体温をそのままにしてしまった。人に云えない悩みを引きずってしまった。夜型の生活を続けてしまった。
病院に行けば何とかしてくれると想い込んでしまった。病気のせいで夢をあきらめてしまった。もっと真剣リハビリをしていればよかった。途中で、病院を変えることを躊躇してしまった。セカンドオピニオンを聞かなかった。薬で心の病気を治せると想ってしまった。
健康診断で病気にされた。薬漬けになってしまった。医者に薬の服用を強要されてしまった。
延命治療を受けてしまった。病院をたらい回しにされた。家族に無理やり入院させられてしまった。延命治療は望んでいないことを家族に伝えていなかった。家族に自分の生死のリスクを負わせてしまった。家族に究極の選択をさせてしまった。お金が尽きた。
西洋医学を否定する治療法を信じてしまった。「何でも治せる」と云うヒーラーを信じてしまった。経済的な事情で保険の効かない診療を受けられなかった。
「愛している」と言えなかった。遺言を書いておかなかった。エンディングノートを書いておかなかった。「To Do リスト」を作らなかった。
そんな34のリストのメッセージを想う。
Comments