野生の遺伝子、恩を仇で返されても感動、
先日TVで見た、七面鳥の赤ちゃんを育てた西洋人の男性の話を想い出した。
育てた七面鳥の赤ちゃん達が、全部成長して、野に帰って行ってから寂しくなったある日、その中の一匹のオス(ターキーボーイ)が偶然彼の元に帰って来た時のこと。
彼は、親友との再会のように嬉しかったと云う。ところが、彼が後ろを向いている時に、突然、親子のように育てたオスの七面鳥が彼を本気で攻撃して来て、彼は、血だらけになって棒切れを持って防戦し、やっとで追い払ったと云う。それが、愛するターキーボーイを見た最後だったと云う。
動物界の中に、生き物の中に流れる、時限爆弾のようなDNAを想う。
成長したオスの種の自分で縄張りを持つ宿命を想う。
ターキーボーイに襲われた彼は、それでも立派に成長したオスの七面鳥、ターキーボーイを嬉しく想っているように見えた。
恩を仇で返されても、愛は、変わらないように想えた。そんな教えの、七面鳥のターキーボーイの物語。
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