幸せは働くことの中に、日本理化学工業
障害者雇用で長年頑張って来た日本理化学工業(チョークの製造)の会長の大山さんが、障害者の人達も、何故働きたいのかとの疑問を、禅寺の住職に尋ねた時、「人の幸福とは、人に愛されること、人に褒められること、人に役立つこと、人に必要とされること」と教えてもらったと云う。
これらの幸せの条件は、働くことで、大半は実感できる。
どんな障害があっても、どんな状態でも、人に何かして貰うだけでは、むなしいかも知れない。何か、人に役立ちたいと云う想いは、自分の能力に応じて働くことで、実現できる。
日本理化学工業は、社員82人中62人が知的障害者だという。誰もが、必要とされ役立って皆働く社会「皆働社会」を目指して、今日も、日本理化学工業が落とす小さな水滴は、波紋となって、社会全体に広がって行く。