ジャックマイヨール、房総の海を愛したジャック、
素潜り世界記録の伝説のダイバー、ジャックマイヨールと兄弟のように親しかった人が、住職の館山の能忍寺の年末の餅つき大会の時に来ていて、住職に紹介して頂いた。
1969年、イタリアで開催のブルーオリンピックで、22才の成田均さんが会ったのは、42才の時のジャック、翌年ジャックが素潜り世界記録を更新した直後に再会し、意気投合したふたりは、日本でダンプカーの荷台に畳を敷いて寝泊まりし、途中素潜りをしながら、成田さんの故郷の秋田まで12日間のクレージーな旅をしたと云う。(成田さんの手記から)
その3年後、もう会うことのないだろうと想っていたジャックが、突然訪ねて来たと云う。恋人が不遇にも亡くなり、彼女が云い残した言葉、「日本のクレージーボーイと旅した時の貴方は、心から楽しそうだったわ」 と云う言葉を想い出し、成田さんを訪ねて来たのだと云う。
その後、ジャックはたびたび日本を訪れるようになり、成田さんは、ジャックのために、館山にジャックス・プレイスと云う家を提供し、ジャックは成田さんのそばで、房総の海を潜って過ごしていたと云う。
ジャックが見た人生、ジャックが見た美、そんな人生の素晴らしさを疑似体験して胸が熱くなる。
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