知らない街で、朗読の世界、
昨日は、JR横浜線の古淵と云う駅に初めて降り立ったのは、朗読の会の発表を聴くため。
知らない街は、私の好奇心を刺激し、いつも、小さな驚きを与えてくれる。
朗読は、まるで、昔、ラジオで聴いたドラマのように、想像力で、ドラマの情景が、むしろ映像よりも立体的に浮かんで来る。
作品は、平岩弓枝・作「居留地の女」、小川洋子「風薫るウィーンの旅六日間」、 阿久悠「冬の怪談」
全てが、人生を経て来た時期に感じる、淡い苦しみの想い出の物語であった。
苦しみだからこそ、人生の真剣さや、美しさが伝わって、いつしか苦しみが、静かな安らぎにさえ変わって行く。
人生は、終止符も句読点もない日々が繰り返され、いつしか、それが一番自然と調和しているようにも想えてくる。全て、味わい深い人生のシーンなのだと想う。
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