出光佐三、会いたかった男、
昨日、映画「海賊と呼ばれた男」を見て、長年日本の石油業界にいながら、出光佐三の凄さに、改めて感動した。
苦難に立ち向かう強さが、けた違いなのだ。こんな、凄い男に、出会いたかったなぁとつくづく想う。今さらながら、私の人生にカツを入れられたような想いだった。
母が私に、子供の頃、根性を出せと鼓舞した時の迫力を想い出した。
出光佐三は、禅に心酔していた。内面の教師(仏性)が命ずる価値観は、誰をも恐れなかった。しびれるくらいの強さ。
今の大会社の社長連中や、常識的なエリートなんかと桁が違うと、改めて、佐三の生き方に感銘した。
最近、出光OBの先輩で佐三を直接見たことのある人から聞いた。彼が千葉の製油所に来た時、車から降り立った姿は、ステテコにハラマキだったと云うエヒソードも痛快。
海賊と呼ばれた男を、正月、安倍総理も見に行ったこともニュースで知り嬉しく想った。世の中の、体制派の人には是非みて欲しい。
佐三の墓は、生前の遺言通り、鎌倉東慶寺の禅の大家・鈴木大拙の墓の隣にある。
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