幸せも不幸もオーバーラップしていて、
境目が無い漠然としたところの安らぎに気づく。
どこからが朝か、どこまでが夜か、その明け方の境目は漠然としている。 どこまでが冬か、どこからが春か?
幸せと不幸の境目も漠然としている様に想う。
最近、平安時代の歌で、藤原公任の下の句 「少し春ある心地こそすれ」と詠んだ歌に、清少納言が、「空寒み、花にまがへて散る雪に」と上の句を返したと云う逸話を初めて知った。
「空寒み、花にまがへて散る雪に」、「少し春ある心地こそすれ」
冬の中に既にある春の光景が浮かぶ。 生と死無き、禅の世界にも通じる様な。
英訳をトライして試た。
In cold Winter sky , snow falling like flower , reminding the scene of Spring in my heart .
もし下の句から入るなら、" Feeling a small sign of Spring in my heart ."→ "In cold Winter sky , snow falling like flower"と、ちょっと下の句の表現を変えて試た。
季節は今、2017年の春を迎える頃。
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