区別視と同一視、永遠の安らぎを求めて、
人間の五感六識には、対象を区別視する働きがある。五感六識が鋭敏になればなるほど、対象は際限なく区別されて行く。
そして、区別視には言葉が必要。
一方、五感六識の運転をやめると、対象は、どんどん同じに見えて来る。もはや言葉は不要。
差や区別、言葉は、人間を一時的に幸せにすることもあるが、それが、人間の苦しみ、悲しみのもとにもなる。
永遠の安らぎ、静けさとは、五感六識の運転をやめた言葉なき世界に身を置くこと。石ころもダイヤモンドも同じに見える世界。
それが、私にとっての禅。
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