ミミズの教え、
私は、ミミズを道路で見かけると、必ず、爪楊枝位の、木の枝の小さな棒でミミズを救い上げ、道路脇の茂みや土に返してやることを習慣にして、ささやかながら、ミミズの救世主役をやることに満足し、安らいでいた。
数日前、雨上がりの朝、出勤途上、道路上にうごめくミミズを発見、早速、周りを見渡して、小さな木の枝を探した。
すると、前から車が通りかかり、アッと云う間に、車の後輪で、ミミズを轢いてしまった。ミミズは即死。
ほんの一瞬の出来事だったが、私は、衝撃を受けた。
咄嗟に、手で掴んで、救えば好かったのに、、、、、、。
手で触りたくないので、いつも木の枝を探して救っていた。
私は、ミミズの観察者だったのだ。 ミミズの参加者にはなっていなかった。
マザーテレサは、観察者ではなく参加者だったことを想った。
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