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November 30, 2016

50才から輝く人、30才で老ける人

今月は、年齢と健康について、ちょっと大切な気づきの勉強をした。

―「50才から輝く人、30才で老ける人」(戸澤明子著・幻冬舎)」から抜粋-

1、 紫外線などで毎日大量に破壊されているのがビタミンA。 皮膚の老化はビタミンA欠乏症。

2、 美肌ビタミンの代表はビタミンC。

3、 筋肉を増やせば老化は防げる。 筋肉が増えれば基礎代謝が増え太りにくくなる。

4、 若返りの敵は無重力。 重力のかかる生活こそが、健康への道。

5、 加速度は最高のトレーニング。ウェイトよりも加速度。 例えば、振動する台の上で運動をするとか。 F(重力)=m(質量) X a(加速度)

6、 身体の左右均等に重力をかける。

7、 短時間の強め運動で、ミトコンドリアを増やそう。 (短く最大筋力の80%を使う位、強めの出走も好い)
老化を食い止めるミトコンドリアとは、呼吸で摂りこんだ酸素と、ブドウ糖を燃料にして、エネルギーのATP(アデノシン三リン酸)を作りだす。 身体を休めていると着実にミトコンドリアの数が減って行く。

8、 若返りたいなら、満腹はダメ。 腹七部目は若返りホルモンが出る。

9、 GI値(グリセミック インデックス) の低いものを食べよう。 過剰なインスリンが老化を加速。
精製された穀類はダメ。 野菜はOK。

10. デトックス(解毒)食品
・利尿作用: ショーガ、 ごぼう、きゅうり、山芋、ニラ、小豆、ニンニク、ネギ、タマネギなど。
 
・硫化アリルの解毒作用: ニラ、ニンニク、ネギ、タマネギ、ラッキョウなど。  

・水銀・鉛・カドミウム など重金属を除去する”キレート効果”ブロッコリー、ローズマリーなど。
以上

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November 29, 2016

人は皆、いずれ障害者と云う気づき、

昨日、障害者関係の仕事をしている人から、日本に障害者と云われる人が約700万人と聞いた。

と云う統計の数字だが、一方、健常者も年をとれば、身体が思うように動かなくなり、バリアフリーが有り難くなる。駅でエスカレーターやエレベーターを捜す。

人は誰しも、いずれ障害者を体験する。

障害者になってこそ、見えて来る世界がある。

それは、全体が見える神の世界。

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November 28, 2016

気を丹田に落とせば首筋が立つ、重力の反動で上がる

丹田は場所ではない、極小無限世界を云う。丹田に気を落として行けば、首筋が立ち、身体に一本筋が通る。天をうかがう上がる力が生まれる。

気は上げてはいけない。気は落として行く力で上がる。

下がることは上がること。

2極を1極と見るのが禅。

幸も不幸も同時に1極に見る力。

2極を味わう力が修行。

坐禅でも太極拳でも、住職が云う「気沈丹田、虚れい頂勁」とは、気を丹田に落としこんで、即ち上がる力を得ること。重力(法)に身を委ねて生きること。人生の達人のこと。

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November 27, 2016

宇宙飛行士が見た地球、

昨日、スカイツリーのブラネタリウムで宇宙飛行士が見た地球の姿を見て感動した。

漆黒の宇宙空間に浮かぶ地球、またたく無数の星々、地球の周りにかかる白い幕、それは大気。大気があるから、地球の熱が保たれ、また紫外線から守られていると云う。

静かに蒼く浮かぶ地球、そんな光景を現実に見たのは、僅かな数の宇宙飛行士達だけ。

宇宙飛行士達の言葉が記録されている。「これは例えようのない美しさだ」、「人類は、宇宙の一部だ」

シリアの内戦でトルコの難民キャンプに逃れたシリア人宇宙飛行士のムハンマド・ファーレスも、この宇宙に浮かぶ地球を眺めていたことを知った。

ただ、暗い広大な宇宙に蒼く、静かに浮かぶ地球を想う。

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November 26, 2016

障害からの贈り物、鎌形赤血球のマラリア耐性、

鎌形赤血球は遺伝子異常の病気で貧血を起こし易いが、マラリアには耐性があると云う。

マラリアの多いアフリカに鎌形赤血球の人は多く、マラリアで多くの人が亡くなって来た時に生き延びて来た人達。

みんな同じだったら人類は滅びたかも知れない。特異な特性は、他の能力がある。障害やハンディが人類をここまで、繁栄させて来た。

障害のあるホーキンス博士は、障害があったからこそ、彼にしか見えない凄い能力が開花して人類に貢献している。

障害のある人は、凄い能力で、人類に貢献している。神様に見えたり、超能力者に見えたりもする。

同様に、不幸やハンディは、真理が見えたり、神様に近づく道。

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November 25, 2016

アラビックコーヒー、ムンクの絵、回遊するような一日、

昨日は、東京で初雪の日であったが、目まぐるしくシーンが変わる行事の日であった。

昼、オマーンの建国記念日のレセプション(大手町パレスホテル)に出席、アラブ音楽やアラビックコーヒーを懐かしく味わった。私が何度か訪れたオマーンはホルムズ海峡に面した岩山の国だった。砂漠のアラビア半島ではユニークな山のある景色の、素朴な歴史あるアラブの国だった。

その後、中東産油国と日本の女性管理職の交流セミナーを竹橋KKRホテルで聴講、中東産油国の女性の活躍ぶりに改めて驚いた。

夜は、ノルウェー大使館(広尾)で船会社の記念レセプションに顔を出した。初めて訪れたノルウェー大使館には、沢山のムンクの絵画が飾られていて、美術館のようだった。船会社関連のビジネスマン達と、ノルウェーのサーモンやワインで談笑した。

マグロのように回遊した私の一日。

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November 24, 2016

たちまち、にわかに、サラサラと、

たちまち、場面は変わって、横浜は雪降る朝のシーン。

私は、にわかに今年の冬の初めてのマフラーに手袋、雪降る道を傘をさし駅へ。

たちまち、場面が変わるのは、小さな驚き。

政治家は一寸先は闇と云う、私なら一寸先は闇でも光でも自分の心が決めると云う。

とにかく、未知の世界は好い。好奇心をかきたてる。たちまち、と云う言葉は、未知の新鮮な世界の扉、

たちまち、今朝は、場面は変わって、雪の朝。

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November 23, 2016

石油、LPG(プロパン)、LNG(メタン)、それぞれのビジネス

液化天然ガス(LNG)の関係者が集うShellのレセプションが昨日、東京シャングリラホテルであり、顔を出した。

電力・都市ガス、生産者プロジェクト、商社などの参加者が集まり、LNGの活況の時代の到来を感じた。

中東産油国には、LNGを輸出する国(アフダヒ。カタール)もあれば、輸入する国(クェート)もある。原油を扱う人や、石油製品を扱う人、家庭で使うLPG(液化石油ガス)を扱う人、電力都市ガス原料のLNG(液化天然ガス)を扱う人、私は、今、これらの全てに関わりを持っているのが嬉しい。

会場では、名刺交換する人が多かったが、思い掛けない後輩や友人知人にも会えた。

毎日、別世界のようなシーンが広がっているように感じる。

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November 22, 2016

会社帰り、熱っぽい語りに、刺激されて、

昨日は、会社帰り、異業種交流会で、演劇の話を聴き、安定した収入に繫がらない演劇に何故、こだわるのかと云う話を、長年小劇場などで生きてきた人の熱っぽい話を聴いて感動した。日々、人間が、思いかけない環境のなかや、思い通りにならない環境の中で、真剣に生きてる実態を描きたいと云う情熱を感じた。その、世間の一般的な価値観(安定収入、地位など)とは違う生き方の頑固さに感動した。

その異業種交流会も、講演の後の懇親会を途中で退席して、急遽四国から上京した高校時代からの親友と会い、居酒屋での語らい。彼の関わる有機農業や山にオオカミを復活させる運動などの話を聴いた。日本に水田を残すのは、米のためだけじゃない、水田の景色の安らぎ、保水(水害防止)、涼しさ(夏の冷房効果)など、お金では換算されていない価値観を力説して、彼も熱っぽいなぁと、嬉しかった。

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November 21, 2016

里山、ジャズ、大学生達、お笑いライブ、漂って休日、

快晴の昨日、午前中、平和島の野鳥公園の里山祭りに初めて行ってみた。里山の光景の中、大根掘りや炭焼きを見た。広場ではジャズライブも。里山の自然の中で聴くジャズは格別だった。

野鳥公園からバスで巨大な埠頭の建ち並ぶ道路を通って品川港南口へ、初めての旅に東京の港の巨大さを体験した。

そして、慶応大学の三田祭へ。ゼミの発表の部屋で、企業倫理や、世界のポピュリズムの研究の話を学生から聴いた。ビートルズ研究会のライブも、お笑いのライブもプロ並みに沢山笑わせてくれた。

昨日は、誰にも知り合いにも会わず、のんびりとマイペースで休日を漂った。そんな一日が、何故か、自分が何者かを忘れ、幻想的で、愛おしいとも感じた。

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November 20, 2016

まがい物、本物、

存在は全て一切が仏。本来は全部真実。真実でないように見えるのは煩悩のせい。

まがい物など何ひとつない。

昨日の住職の言葉に、安らぐ。

全ての存在は神を表している。神は矛盾の統一。

神(真理)は人格ではない。神(真理)は法である。

神の手の中で安らいで生きる。


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November 19, 2016

神谷町交差点、一石二鳥、

昨日、会社の昼休み、神谷町の交差点で、熟年夫婦が若い女性に道を尋ねて若い女性も困惑していた様子を見て、私はどちらをお探しですか?と声をかけた。

熟年夫婦は東京タワーだと云うのでおやすいご用ですぐ道や方角を教えた。

そばで見ていた、その困惑していたその女性が、今度私に虎の門ヒルズを教えてくれませんか?と云うので、すぐまた道と方角を教えてやった。

ほんの数分の出来事なのに、私は大車輪の活躍、一石二鳥、野球ならダブルプレイ成功、ボクシングならワンツーパンチなど、私は内心微笑んだ。

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November 18, 2016

成り切るから忘れるへ、

先日、住職は成り切ることは入り口と説明された。

眠る時、眠るぞ眠るぞと床についても、羊が一匹と数えても、そのことを忘れなければ、眠ったと云えない。

いくら坐禅をしても、自分が坐禅をしてることを忘れなければ、坐禅したと云えない。

過去も消え、未来も消え、今に溶け込み、また私も消えている。それでも「ある」 世界がある。自と他が一体化した世界。

成り切ろうとする私は、寝床につこうとしている私、そして眠ることを忘れる境地、生きていて死んでいて、死んでいて生きているような境地。

「今ここ」に、もう「私」はいない。

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November 17, 2016

考え抜いた幸せか?、既製品の幸せか?

今月の雑誌プレジデントに哲学が特集され、私はソクラテスの「成功」とは何か?と云う檄に強い共感を覚えた。

成功したい出世したいと想うのは、他人から植えつけられた思い込みの価値観で生きていることだ、無知から来ているのだと檄を飛ばしている。

ソクラテスは大勢の人々の成功や幸せについて対話を重ねる中で、人々が自分たちの言葉に矛盾する点があることに気付き、自分たちが大切だと考えていたことが根拠のない思い込みだったことを気付かせる。

幸せや安らぎ成功が、まだるっこしい出世や金や形などと関わりない身近なところにある気付きをもたらしてくれる。

私は成功について知っている、幸せについて知っていると云う自分の思い込みをまず疑えと、ソクラテスは云っている。既製品の成功や幸せに縛られた世間にかき乱され翻弄されて生きる既製品的な人生の空しさに警鐘を鳴らしている。

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November 16, 2016

NHKのど自慢、故郷・大牟田、

最近、故郷・大牟田で12月4日(日)昼、NHKのど自慢がある情報を知り、その田舎っぽい情景を想像して思わず笑った。

だが、とても微笑ましく嬉しく想い、故郷の縁者に、どんどん知らせた。

ハァーとか声を張り上げて、民謡なんか歌われたら、笑うだろうなぁ。

途中で鐘がチーンと一つ、また笑う。

どちらからですか?とか司会者に云われて、律儀に住所を云ったりしてまた笑う。・

大牟田市は、人口10万以上の市で、高齢化率が小樽に次ぐ全国2位だとか、愛おしい故郷。


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November 15, 2016

弟と、同郷ビジネスマンの会、

昨日は毎年恒例の同郷のビジネスマンの会をやり、九州から東京に単身赴任中の弟も参加した。

この会はもう20年くらい続き、毎年20名弱が集まり、立食の懇親会。乾杯も挨拶もなく、ただ、三々五々集まり、みな多少酔ったところで短く近況や、面白い話をする。

バリバリのビジネスマンからリタイアした人まで、ただ、大牟田、久留米の縁者が気楽に集う。

弟はスピーチの中で、私を昔からジョーク好きな変な兄貴だと、紹介していた。確かに私は、スピーチで、今年も最近仕入れたジョークを云った。

そうです。私は、変な叔父さんです。私の両親も、よくジョークを云っていた。人生は泣き笑いだと、私のDNAは云う。

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November 14, 2016

今を100%生きるとは、

過去の記憶と将来の憶測が人間の苦しみのもと。

今の愛おしさの強さは、あらゆる計算をなくして行く。

100%なりきるとは、なりきっている我さえも忘れること。先日、住職の法話で聴いたこと。

昨日、好きなジャズのライブを聴いた。学士会館のふるさとの会でアルトサックスの大森明さん、そして、新宿3丁目ジャズフェスティバルの路上のライブ。ただ音楽に溶け込んで漂った時間があったなぁと想う。

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November 13, 2016

1940年、9月1日、バンクーバー行きの氷川丸、

1940年9月1日横浜を出航しバンクーバーに向かった氷川丸には、290名中130名のユダヤ人が乗っていたと云う。

1940年7月末から1ヶ月間、閉鎖直前のリトアニアの日本領事館で、ポーランドから逃れて来たユダヤ人達に命のビザを発給した杉原千畝が救ったユダヤ人は6000人と云われる。

そのユダヤ人達は2週間かけてシベリア鉄道を通りウラジオストックから日本に向かった。そして、アメリカやカナダに逃れた人達も多い。

本国の指令に背いてビザを発給した杉原千畝は、戦後ブカレストの捕虜収容所を経て、1947年帰国後外務省を退職、記録から半ば抹殺されていた。

助けられたユダヤ人達が杉原千畝を探すこと20年以上経ち1968年、遂にユダヤ人達は杉原千畝を見つけ出し杉原千畝が世界に知れることとなった。

1900年、杉原千畝は岐阜県加茂郡八百津町生まれ、1986年鎌倉で亡くなった。

今や、杉原ビザで生き延びた人達の子孫達が、杉原のDNAと共に溶け込んで、世界の平和を見守っている。

横浜で見慣れた氷川丸に秘められた、杉原ビザとユダヤ人達の想いを初めて知った。

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November 12, 2016

18才と81才の違い、

大学の同窓で家裁調停委員の集まりで、先輩から聴いた爆笑スピーチに、18才と81才の違いと云うのがあった。

まだ何も知らないのが18才、もう何も覚えいないのが81才。

自分探しをするのが18才、出かけたままわからなくなって皆が探してるのが81才。

オリンピックに出たいと想うのが18才、オリンピックまで生きたいと想うのが81才など。

まいったなぁー。

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November 11, 2016

俳句の情景、

最近、心に残った俳句がある。

「死ぬ時は、箸置くように草の花」

「天花粉、真実吾子は無一物」(てんかふん、しんじつあこは、むいちぶつ)

安らぎ情景の中に浸る。

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November 10, 2016

身構える2017年、トランプショック、それでも自然の作用、

トランプショックの朝、身構える将来を想う。

気付かされた自然の力学。トランプ現象も自然の作用と反作用の中で考える。

アメリカも日本も世界も、私の人生も、経なければならなかった自然の力学の出来事。

破壊と希望と失望と学びのプロセスの中で、アメリカは旧体制の破壊を選んだ。日本も、旧体制の破壊を選んだことが小泉政権や民主党政権だった。どうしても経なければならなかったプロセス。

打撃衝撃から学べば好い。

身構える2017年を想う。

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November 09, 2016

幸運な日をかみしめる、

昨日のような日の一日のスケジュールは、サラリーマン人生の1番楽しいところだと想い返す。

朝出勤して、さっとエネルギー関連ニュースに目を通し、1140から丸ノ内の高層ビルのレストランでビジネス会食、1400から有楽町の国際フォラムでエネルギーシンボジウムで、電力ガスの自由化についてのパネルディスカッションを聴く。

一旦、会社に帰り、アラブ人ゲストと会い、すぐまた紀尾井ホールで1700から開催の東燃ゼネラルの児童文化・音楽賞の発表会に出た。

児童文学の読み聞かせを聴き、長唄を聴き、ヴェートーヴェンを聴く。

休憩時間にロビーでワインを飲んでいたら、たまたま話した隣り合わせの方が音楽賞の審査員の方だった。

その後、ニューオータニのレストランで、2次会の会食に招待されホロ酔いで帰宅。

このようなビジネスマン人生を続けられる巡り合わせに、ただ感謝する。

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November 08, 2016

全てに意味があった、

全てに意味があったと云う気付きは心の平穏。

こだわりや好き嫌いは生きている証拠。だが、煩悩だらけの生身の人間が、あれこれ好き嫌いで評論しても苦しみの元になるだけ。

心を澄ませれば、全てに意味がある。

全てに意味があることに気付く時、煩悩を超えた安らぎの世界がある。

そんなことを想いながら、2016年の秋の日。

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November 07, 2016

真我、大我、無我、全てに溶け込む、

私が広がり、言葉が消えて行く。所有が必要でなくなって行く。

神が全てに溶け込んで行く。

私も全てに溶け込んで行く。

秋の光の中で、冬の光の中で、春の光の中で、夏の光の中で。

真我、大我、無我、のイメージを追う。

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November 06, 2016

横浜矯正展、横浜刑務所、

昨日は初めて横浜刑矯正展と云う横浜刑務所、横浜少年鑑別所のバザーを見に横浜・港南中央に出かけた、

初めて見る刑務所の敷地の中、どんな想いで受刑者達はいるのだろうと想った。

1000名の受刑者、400名の拘置者、40名の少年鑑別所の勾留者達がいると聴いた。受刑者の作った品物を驚きながら眺めた。

刑務所の前には、障害者支援施設「そよ風の家」と云うのもあり、文化祭をしていた。

刑務所も障害者施設も、ボランティアの人達が活躍していた。

人生の挫折や障害と向き合う人達と、支援する人達に、そよ風が吹いていた。

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November 05, 2016

観察は入り口、そして参加者に、

生まれてすぐに見たのは母親。

赤ん坊は母親を観察する。母親を通して世界が広がって行く。

母親を観察して育ち、いつしか母親の参加者になって行く。

木々も草木も山々も、人々も、生き物達も、全てが母親だったと気付く。

入り口が、母親の観察だったのだと想う。

切り離されようのない安らぎ。

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November 04, 2016

宮ヶ瀬湖にて、宮ヶ瀬ダムへの旅、

宮ヶ瀬ダムは小田急本厚木からバスで1時間の東丹沢の山の中にあった。初めて見る巨大なダムに、私が知らなかった世界が広がっていた。

先日、妹から妹家族が25年前、家族で建設中の宮ヶ瀬ダムへドライブした時の写真を見せて貰った。その家族旅行の数年後、ご主人は病死し、今では貴重な家族の想い出のシーンとなっている。

子供達の成人するのを待たずに逝った義弟が、家族旅行で見た山々。私は万感の想いで宮ヶ瀬の景色を眺めた。

清流の流れる渓谷の村は、今、大きな湖の湖底に沈む。昔の宮ヶ瀬の歴史の本も買って、ダムができる前の宮ヶ瀬も知りたくなった。

シカやイノシシが沢山生息する山々、神奈川で発見した私が知らなかった旅の秘境。

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November 03, 2016

私が嗚咽した事件、

それは、私が昨日知った10月17日の朝日新聞の記事だった。
(3才の女の子は、イエスであり、仏陀であった。)

小さないのち 奪われる未来

 子どもへの虐待が後を絶たない背景の一つに「育児の孤立化」があるとされる。ある母子の悲劇を追った。

特集「小さないのち」
 「この子をこのまま置いておくわけにはいかない」

 不機嫌になっていく交際相手の男性の様子を見て、24歳(当時)の女性はそんな気持ちになっていった。

 3歳の一人娘は、別れた元夫との子ども。同居を始めた男性は、徐々に娘の存在をうるさがるようになっていた。この朝も不機嫌になってトイレに閉じこもると、ドアを殴って壊した。

 夕方、保育所に娘を迎えに行った後、まっすぐ帰宅せず、近所の実家に寄った。母に預かってもらいたかったが、娘が風邪気味でできなかった。

 午後8時前、自宅アパートに戻った。食器を片付けようと台所に行くと、娘が泣き始めた。眉間(みけん)にしわを寄せ、大きなため息をつく男性を見て、娘とアパートを出た。子どもを預けられそうな施設をネットで探したが、見つからない。「この子がいなくなるしかない」。そう思い詰めた。

 午後10時過ぎ。近くの川に架かる橋のそばに車をとめ、娘を両腕に抱いて橋の欄干に立たせた。

 車が通るたび、娘を欄干から降ろす。3度目、娘を抱く手を伸ばし、宙に浮く状態にしてみた。川面からの高さは4メートル以上。娘はにこっと笑い、突然こう言ったという。

 「バイバイ」

 手を離した。ドボンという音が…

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November 02, 2016

「ひよこボタン」、

昨日、会社に行く直前、家のTVで、「ひよこボタン」と云う言葉を知った。

電車や公共の場所で、子供が泣きだした時、周りの人が、戸惑っているお母さんに大丈夫だよとサインを送るボタンとのこと。

「子供は泣くのが仕事、大丈夫だよ」と、暖かい言葉をかける"ひよこの声"とのこと。

ひよこの声を聴くと安らぐ。 助けたくなる。 そして、ひよこを攻撃する気にはなれない。

誰しも、人生で困った場面がある。罪の意識でパニックになる場面もある。

そんな時に、聴こえて来るのが"ひよこの声"だったら、場面は光に包まれる。

人生にも、ひよこボタンを押してくれる人がいる。 そして、自分も、いつしか"ひよこボタン"を押す人になれば好いと想う。


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November 01, 2016

ミミズの教え、

私は、ミミズを道路で見かけると、必ず、爪楊枝位の、木の枝の小さな棒でミミズを救い上げ、道路脇の茂みや土に返してやることを習慣にして、ささやかながら、ミミズの救世主役をやることに満足し、安らいでいた。

数日前、雨上がりの朝、出勤途上、道路上にうごめくミミズを発見、早速、周りを見渡して、小さな木の枝を探した。

すると、前から車が通りかかり、アッと云う間に、車の後輪で、ミミズを轢いてしまった。ミミズは即死。

ほんの一瞬の出来事だったが、私は、衝撃を受けた。

咄嗟に、手で掴んで、救えば好かったのに、、、、、、。

手で触りたくないので、いつも木の枝を探して救っていた。

私は、ミミズの観察者だったのだ。 ミミズの参加者にはなっていなかった。

マザーテレサは、観察者ではなく参加者だったことを想った。    

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