佐渡の輝きに漂って、人生の旅、
昨日は台風も消え、早朝、新潟港からジェットホイルで佐渡島両津港へ約1時間の旅。
子供時代に遊んだ、5才年下の懐かしい従兄弟との再会、50年振りの語らい。
標高850メートルの白雲台から見る佐渡島の全貌、相川の金山や、まるでギリシャやローマの遺跡のような金の精錬所跡の巨大な産業遺産、唖然とするほどの尖閣湾の美、映画「君の名は」のシーンに出てくる佐渡島はこの尖閣湾であったことも初めて知った。
安寿と厨子王の物語の厨子王が、盲目となった母をやっと発見し、感激の再会をした鹿の浦は、谷合いの海辺の場所にあった。そばには、安寿塚も。その情景は私の心に深く刻まれた。私も母と再会していた。
従兄弟の家は、寺泊の対岸の松が崎と云う古来の港で栄えた集落、日蓮上人や順徳天皇や世阿弥が流刑で上陸した場所であった。
私は、この短い旅の中で、すっぽりと、人生の美の中にいた。佐渡はキラキラと輝いていた。
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