レスリング・吉田沙保里の号泣、
レスリングの絶対女王、五輪4連覇を目指した吉田沙保里が決勝で米国のマルーリスにまさかの敗戦、銀メダルとなり、号泣したシーンをTVで見た。
試合後立ち上がれないようなショック、スタンドの母親に「お父さんに叱られる」と言って号泣、お母さんは「大丈夫、大丈夫」、ここまで来させてくれて十分、ありがとうとねぎらったと云う。
吉田沙保里の敗戦は、沢山の人生の素晴らしさを教えてくれた。
一生懸命になる、真剣さの美しさ。
お父さんとの約束、師弟関係の絆の美しさ、お父さんの厳しさと優しさ。
お母さんの優しさ。
吉田沙保里は、負けたからこそ、素晴らしいものを人々に教えて、見せてくれたと想う。
もし勝ち続けていたら、自信のあり過ぎる、偏った精神の未熟なままの人生で終わったと想う。薄っぺらな価値観の人生で終わったと想う。
人生は、結果が全てではない。それは病んでる。失敗して、負けてこそ、人生の素晴らしさに気づく。
吉田沙保里の、33才になってもまだ、そこに気づいていないところが、一生懸命さが、愛おしい。
胸を張って帰って来なさいと、亡きお父さんも、全国民も想っているだろう。そのことに早く気づいて欲しい。
吉田沙保里の敗戦が教えてくれた人生の美しさ、素晴らしさ。
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