蝉との交流、
昨日朝、近くの図書館に行く途中、道に蝉の抜け殻が落ちていた。懐かしく、拾い上げポケットに入れ持ち帰ることにした。
図書館からの帰り道、蝉が私の前を、流れ星のようにスーっと斜めに横切り道路に落ち仰向けに倒れていて驚いた。
よく道路に仰向けに横たわる蝉の死骸はこうやって起きてるのだと初めてその場面を見た。
もう飛ぶ力は無くしているが、仰向けの、茶色の羽のアブラ蝉は、足をバタバタしていた。
私は拾い上げ、自宅のベランダで最期の時間を過ごしもらおうと思って緩く握った手の中に蝉を入れて暫く歩いた。蝉が愛おしかった。
途中、蝉の一番、相応しい最期は木に留まったままが、安らぐのではないかと想い、木の目立たない場所にそっと留めてやった。
飛べなくなった蝉が、木に留まり、最期の時を迎える。
私の蝉との交流の作法。蝉は私の人生でどれだけワクワクさせてくれたか。
蝉は私の親友。
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