響(ひびき)と云う名のウイスキー、
先日、アラブ人ゲストがよく泊まる有楽町ペニンシュラホテルの12階のレストランで会社関係のランチをした帰り、
同じフロアにあるバーカウンターで、ここで一番高いウイスキーはいくらですかと、面白半分に聞いてみた。
一杯のグラスで25000円だと云うので、思わず笑い、好奇心いっぱいになり、すぐ銘柄を尋ねてみた。
それは「響」、サントリーが1989年、創業90周年を記念して造られた、日本の最高級のウイスキー。
ブラームスの交響曲第1番・第4楽章をイメージして造られたと云う。
30年ものは、ひとビンで30万円と云われて、また驚いた。
富裕層はこれを飲み、庶民は何が起きてるのか気付かない。庶民は安い居酒屋で飲み、富裕層は一杯25000円の「響・30年もの」を飲む。
世の中はうまく出来ている。富裕層が使う金が、滑稽な程、バランスが取れている。
不図、社会への好奇心が刺激された事件であった。
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