出光佐三の所感(昭和25年)に触れる、
出光興産の創業者・出光佐三の昭和25年2月の店主所感と云う文章を初めて読んでみた。
「自己のためにする力は、真の力ではない。 だから弱い、無私の力は強い、そして永遠である、これが真の力である。
婦人は弱いが、母は強い。 国家のため、社会のために発する力こそ真の力であり、強い力である。」
これが、やはり、禅に心酔していた、出光佐三の原点なのだろうと想った。
私にとって、出光左三は、石油のビジネス以前に、禅の人だと確信した。
鎌倉、東慶寺に、鈴木大拙の墓のそばに、出光佐三も眠る。
Comments