親しい友の訃報、紫陽花の頃、
昨日、寝る前、親しい友の訃報の電話があった。
昨年夏からガンで入院退院を繰り返しながら治療していた彼に何度か本を送ったり、メールをやり取りしてきた。
同郷の彼とは、東京に出て来てからの同郷の会で知り合ったが、ウマが合い、里山の散策、日吉地下壕見学、居酒屋で一杯など、親しい友になっていた。
彼が教えてくれた生田緑地の公園は野生のホタルがいる場所だった。白川郷の家のような百姓家を集めた民家園、その後、私は何度も訪れている。
5月初めに来たメールに「むしろ苦を楽しんでいるよ。俺、頑張るけん」と書いてあった。人生に確固たる、新鮮な境地に目覚めているようだった。
一昨日聴いた住職の法話の、生死は初めとか終わりではなく、エネルギーのひとつの場面の形態に過ぎないことを想う。
今朝横浜は雨、6月の紫陽花の頃。
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