国家・社会のため、出光創業家の理念、
出光興産と昭和シェル石油の経営統合が来年の4月に予定されている中で、昨日、出光創業家が反対の意向を示しニュースになった。
詳しい内情はまだ知らないが、その理由に私は、感動した。
出光の創業者から受け継がれた経営理念は「国家・社会のため」、労働組合も無い。(昭和シェルは労働組合が強い)。
昭和シェルにはサウジの資本(15%)が入っており、出光がサウジ系列の企業になることは有り得ない。
今、ただ、だらだらと合併を繰り返す理念無き水膨れ大企業が溢れる中、今回のような、国家・社会のためを語れる経営理念を私は、感動して聴いた。
貧富の差を広げ、猥褻なくらい稼ぐ大企業も、目立って来た社会の中で、今回の出光創業家の発言は、私は、痛快であった。
まるで、徳川家康に挑みかかる真田幸村のような強さと勇敢さを感じた。
このようなことを語れる経営者がいることが私は嬉しくてしようがない。
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