通りがかりの神様、
昨日の、私の故郷大牟田の延命動物園のTV番組は、動物の生老病死をまざまざと見せてくれる番組だった。
立ち上がれなくなったカンガルーを世話する若い女性飼育員、甘えるカンガルーの委ねる時の安らぎ。
カンガルーの人生の中で最後の数年間で出会った介護してくれる飼育員。
人生の華々しい時期に出会った恩人やお世話になった人、長くお世話になった人などへ意識して感謝することもあるが、人生の最後の頃、優しくしてくれた人は神様になる。それは通りがかりの神様みたいなもの。
人生の中で、通りがかりの神様の存在に気付くことは安らぎ。それは生老病死の苦しみを超える。
自と他が切り離された時にだけ生老病死はある。
私も与える時、人に優しくする時、通りがかりの神様になれる。
人はお互いに通りがかりの神様。
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