間に合ったこと、間に合わなかったこと、
忘れられない看護エピソードと云う体験談のことがインターネットに出ていて、衝撃を受けた。
北海道の留萌の病院の末期ガンの男性患者さんは、身寄りがなく、疎遠になっていた娘さんが東京にいた。
そばにいて、何かできないかと、心を砕いた女性の看護士さんが考えたことは、娘さんに電話をかけること。
電話の向こうから聞こえる「お父さん、お父さん」と叫ぶ声を聴いた時、お父さんは亡くなる前に、穏やかに安堵の表情を見せたと云う。
人生は、間に合わなかったことを少しでも少なくするために、日々生きなくてはと想う。
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