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May 14, 2016

間に合ったこと、間に合わなかったこと、

忘れられない看護エピソードと云う体験談のことがインターネットに出ていて、衝撃を受けた。

北海道の留萌の病院の末期ガンの男性患者さんは、身寄りがなく、疎遠になっていた娘さんが東京にいた。

そばにいて、何かできないかと、心を砕いた女性の看護士さんが考えたことは、娘さんに電話をかけること。

電話の向こうから聞こえる「お父さん、お父さん」と叫ぶ声を聴いた時、お父さんは亡くなる前に、穏やかに安堵の表情を見せたと云う。

人生は、間に合わなかったことを少しでも少なくするために、日々生きなくてはと想う。

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