ガンジーのような人になりなさい、母親からの命令書、
今回の天城坐禅合宿の時の住職の法話の中に、何故か、戦後30年フィリピンの山の中で戦い続けていた小野田少尉の逸話があった。
上官の命令書があれば、投降すると云う小野田少尉の決意の継続とその強さを住職は、道を求める者の発心の強さになぞらえられた。
住職は幼児の時、ガンジーが亡くなった日の翌朝の新聞に母親が驚きで、ガンジーが死んだと大声を上げたことを、はっきりと覚えてらっしゃる。
そして、まだちっちゃな住職に、母親はガンジーのような人になりなさいと云ったと云う。
住職は幼児ながら、なったると応えたと云う。
住職は、それから、ずっーと、母親の命令書を胸に生きて来られたと想う。
小野田少尉が上官の命令書で投降された当時の凜とした敬礼姿は、圧倒的な感動に包まれる。
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