肩書きが無い時こそ友人の真価、
春になるとサラリーマンの人事異動の発表の時期、昇格や左遷、退職など、サラリーマンの心が動揺する様をかわいそうに想う。
喜んでも悲しんでも、共に表面的な薄っぺらなこと。
個人の栄華を築こうと如何に努力してもそこに安らぎは無い。
個を捨てて、他と共に、喜びも悲しみも分かち合う境地があれば、出世や左遷など大した問題じゃない。それより大事な価値が他にある。
会社の偉い役職を退任する友人も、私は、偉くなった時期は敢えて付き合わず、退任退職してからなら付き合いたいと想う。
静かな、肩書きが無い時にこそ、友人達の人格を観る。
人は偉くなる前と、偉い肩書きが無くならないと、私は魅力を感じない。
それほど偉い肩書きは人を翻弄するものだと想う。
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