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September 18, 2015

水は天から貰い水♪、五木の子守歌、

最近、哀愁のある五木の子守歌や船頭小唄(枯れすすきの歌)が何故か、口ずさみたくなった。

何とも云えない味わいがある。

不幸を日常のこととして受け入れて、あがくのを止めて、穏やかに、その境涯を歌っているのだ。

生きる苦しみは、誰しもある。人は、個として母から切り離された時から生きる苦しみを持っている。自他が切り離されている感覚が、生老病死の生きる苦しみである。

生きる苦しみに於いて人は誰しも繋がっている。

五木の子守歌や、船頭小唄には、暗い絶望のような調べの中に、人との繋がりの温かさ、優しさがあるのだ。

そして、雨に対しても、「水は天から貰い水♪」と、神への無限の感謝を暗示している。これが、私が不図、口ずさみたくなる所以だと想う。

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