戦場体験証言集会、日比谷公会堂、
20日、日比谷公会堂で、戦争体験を聴く会が開かれ、90才代の、約20名の戦争体験者が、戦争の生々しい体験を語ってくれた。
始まりと同時に、初めて直接聴く生々しいモールス信号の音に、当時を生きた人達の過酷な運命の情景が浮かんで来るようであった。
「これが語らずに死ねるか」、これが、生存者達の、残された後輩達への、万感の想いの、最後の交信のようでもあった。
証言の一つ一つの小さな点が集まって、遠くから見れば、一つの絵の表現になる。それぞれの人の体験を聴くことで、まるでそんな絵が浮かび上がる。
広大なアジア全域を地獄絵に変えた日本の戦争のカルマを想った。
私も、両親から、辛かった戦争体験を、優しく聴き、癒やしの助けになっていれば良かったと口惜しく想った。
戦争体験の地獄絵は、私の中に、はっきりと疑似体験され、これからの私の人生を導く。
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