最期でも、笑わせようとする優しさ
お笑い芸人の志村けんさんの、あるファンのおじさんが、ホスピスで、息子に、志村けんさんの得意笑わせポーズ、「アイーン」をして、旅立って逝ったと云う記事を知った。
息子さんにとって、幼い頃、両親が離婚して、30年振りに再会した父親は、もう余命短く、ホスピスに入っていたと云う。
その父親が、亡くなる前の時間に、息子を笑わせようと、志村けんのアイーンのポーズをしたり、ジョークを云ったりしてくれたと云う。
最期も、手はアイーンのポーズをしていたと云う。
私も、ひょんきんだった父親との最期の別れのシーンを想い出した。 両親とも、苦しかった戦争を忘れるかのように、よく冗談を云い合っていた。
私が、悲しまないように、最期まで、ひょんきんなお笑い系を演じていた両親を想い出して、何とも云えない、熱いものが込み上げて来た。
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