日本ウナギの生態、壮大な生命の営み、
日本ウナギの産卵場所は、グアム島近くの海,マリアナ諸島西方海域にあると云う。 日本ウナギの幼生は、同海域で成長しながら、海流に乗って北上、3000海里(約5,600キロメートル)を旅して、日本・中国・台湾・韓国の川に辿りつく。
海の旅では昼間は水深100m~200mを泳ぎ、夜間は水深500m~600mを泳ぎ、サメやマグロから身を守っているとのことであった。
川へ着くと、お互いに300m~500mの間隔を空け、あまり動かず、縄張りを持って生活し、また産卵にグアム島沖に帰って行くのが、自然な一生であるとのこと。
その一生を想像するだけでも、壮大で、また危険が一杯で、不憫に想う。
人間だけじゃない世界に想いを馳せるのも、宇宙の営みを知り、自分のちっぽけさを知ることに繋がる。
ウナギの一生を想像するのも、仏道の修行に通じている気がする。
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