個を磨くための禅なら、餓鬼禅、
昨日の住職は、禅の真髄を、熱っぽく語ってくれて、一年前の7月、倒れられたことが、信じられないくらいの、気力の充実振りだった。
個から離れてこそ禅であるのに、個を磨く手段にしようとする禅の限界を話してくれた。
掴もうとする自分を手放すことが、なりきること。自分を残して、なりきることなどできない。
桶の底を抜け、桶の底とは、自分と云う執着。
禅は、究極の安らぎの世界を説いていることが、すごいところ。
禅を何かに、役立てようなど、邪心を入れない世界だと想う。
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