転んだからこそ掴めた石、
昨日の朝は、行きつけの理髪店へ行き、店のラジオを聴きながら、のんびりと理髪店の主人と会話しながら休日気分を味わった。
待ってる間、たまたま見た週刊誌に、103才になって分かったことと云う本を書いた篠田桃紅さんの記事があった。
転んで掴んだ石ではなく、転んだからこそ掴めた石、と書いてあり、凄い人生哲学に感動した。
転んだからこそ知り得た世界の情景を想った。
また彼女は、生きているのか、死んでいるのか境目が分からないような境地を表現していた。
夜明けの時、闇から明けて行く時の境目、夕日の時、闇へ暮れて行く境目を想った。四季の境目を想った。
私も、生きていて、もう死んでいるような、ぼんやりした気分が、人生には、余分な力が抜けて丁度好いと想った。
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