残さず全部食べてごめん、さつま芋のお粥、作文にくぎずけ、
先日、電車の中に、"くらしの友、心の手紙"の作文が広告に載っていた。
愛媛県、72才の男性の手紙が紹介してあった。 戦後復員して来た家族の貧しい暮らしを想い出して、亡き父親への手紙であった。
「さつま芋のお粥、残さず全部食べてごめんね。お父さん。当時、父さん達の食べ物は、子供達の食べ残しだったね。父さんは鍋の底をこすっていた。それなのに、腹一杯食べたか?と、妹と、私の頭をかわりばんこに撫でてくれたお父さん。
お父さんの23回忌の法要の時、兄からその当時のことを聴きました。
子供達を大事に育ててくれたお父さん、お母さん、いっぱい、いっぱい、ありがとう。 」
・・・・・・・・・・・、ただ、私は、その手紙にくぎずけになった。