おふくろ万歳 、18才の特攻隊
戦後70年、北九州の88才の元特攻隊の岡田幸一さんの手記を見て、涙が溢れた。
爆弾が積まれたベニア板製のモーターボート(震洋と云われていた)が海上の特攻兵器として日本各沿岸に配備され、小名浜にいた18才の岡田さんにも出撃命令が下った。
お国のために死ねる喜び、天皇陛下万歳、出撃を待つ日々に、いつも母親の顔が浮かんだと云う。「栄養をつけなさい」と云う母の顔が。
出撃を待つ間、一秒でもいい、母に抱かれて死にたいと、命の底で叫んでいたと。
そして、いつしか、「おふくろ万歳」がほとばしり出たと。
私も、人生は、「おふくろ万歳」と叫んで死にたい。
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