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April 01, 2015

桜の頃、全ては西方浄土

昨日も東京は、ピンクの桜に包囲された街だった。そんな日に、会社の人が帰りがけに、私に、これ誰の句かわかりますかと云って紹介してくれた。

なにごとの、おはしますをば、しらねども、かたじけなさに、なみだこぼるる。

1140年に出家した西行が、伊勢神宮に初めて参拝した時の感動を詠った句であった。

西行は、極楽浄土が西方にあることから、西行と名を付けたと云う。

お守りは、ただ有り難いもの。中味が何かは、どちらでもよいと、その句を紹介してくれた人は言った。

そして、この世は、お守りのようなもの、中味がどうだとか、どちらでもよい。お守りは、ただ有り難いのだと私は、想った。

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