ハチドリの一滴、
私は、仏教逸話の中の、"ハチドリの一滴"の話に、いつも勇気と安らぎを感じている。
世界の遠くで起きてる悲劇に対しても、身近な社会の悲劇に対しても、また自分の身の周りの悩み・苦しみに対しても、微力ながら立ち向かう気力が出て来る。
森林火災に、とにかく一滴の水でも運び、立ち向かうのだ。
最近、新潟や東京・立川で、私が行った食育やアラブに関する講演の中で、私は、ハチドリの一滴のつもりで、微力ながら社会に訴えた。そして手応えも感じた。
余りにも人間社会は、人間の三毒、即ち、貪り・怒り・無知(愚痴)に翻弄されているように想う。
みな安らぎたい気持ちは同じなのに、なぜ、これほどまでに争うのかと想う。
私は、仏性を灯りに、森林火災を消そうと、一滴の水玉を運ぶハチドリになりたいと想う。